2021年12月11日 (土)

カリー・ザ・ホット(赤・黒)の三上博史

僕らの中学時代に、ちょっとレトルトカレーが流行った。激辛ブームのきっかけにもなったはずだ。

なかでも、ファンが多かったのが、ハウス食品の「Curry the Hot(カリー・ザ・ホット)赤・黒」。2種類の味が楽しめて、赤がトマトをベースにした酸味。黒がヨーグルトとチャツネベースのスパイシー風味。

Currythehot

そのコマーシャルに出演している三上博史がカッコよくて、中学生だった僕らはあこがれたものだ。当時、月9のトレンディドラマの先駆けともなった「君の瞳をタイホする!」では、陣内孝則、柳葉敏郎にも並んで、落ち着いたシブさがあった。個人的には、雑誌「ザ・テレビジョン」の表紙になったときの彼の写真がベストショットだと思う。

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2021年4月22日 (木)

JCB(2002年)海女編の口笛BGM

口笛のメロディは、さびしさがいい。

2002年ごろに放送されていたJCBのコマーシャルが思い出に残っている。女優の香里奈さん演じるOLが、港で食べたウニに感動して海女さんになろうと決意するが、そんなに甘いものではなくダメだった・・・みたいなストーリー。

そこで流れていた口笛のBGMが、どこか遠くに切ない感じがあって印象に残ったんだ。当時の自分は、海外から帰国して日本の社会になじめず、なかなか就職先が見つからなかった。そのとき住んでいた横浜の街をあの口笛を吹きながら歩いた悲しい思い出がある。

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2016年3月 7日 (月)

サントリー ローヤル(料理天国のCM)

80年代、土曜の夕方に放送されていた「料理天国」。自分の母親が好きだったためか、だいたい、我が家では、そのチャンネルを観ていた。ちょっとケバい芳村真理と大きな体格の龍虎をよく覚えている。

 

そして、その時間に流れるのが、番組のスポンサーだったサントリーのCMで、センスあふれる映像と時代をつかむキャッチコピーで有名だった。(もちろん、作家・開高健も忘れてはなるまい)

 

その名作コマーシャルの中でも、とくに強く印象を残したのが、「ローヤル」のサーカス団だったろう。淡いブルーを基調にした映像の中、荒野を歩く異形のサーカス団は、とても不気味なのであるが、背景に流れるBGMは、ちょっとコミカルで面白い。ジャグリングする道化師たちのバック転や怪力男の火吹きはダイナミックでカッコイイ。

 

それから、CM中ずっと、詩人アルチュール・ランボーを称える詩が読まれるのであるが、最後の「あんな男、ちょっといない」は、コピーの最高傑作である。

 

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2014年1月29日 (水)

ビクター「ロボット・コンポ」

どうしても、探し出したい曲があった。それは、自分が小学5、6年だったころに見たテレビコマーシャルで流れていた曲で、音楽関連の商品、未来的な街のアニメーション、男性ヴォーカルの不思議な歌といった手掛かりしかなかったのだが・・・。

それから二十年以上たったある日、YOUTUBEで、とうとう見つけたのだ!この時ほど、通信技術の発展に感謝したことはない。

そのCMは、ビクターの「ロボット・コンポ」だったのだ。

その背景で流れていたBGMは、135というグループが歌う「我愛にい(ウォーアイニー)」という曲。始まりは、ちょっと寂しい曲っぽいのだが、だんだん壮大な感じになっていくところがいい。特に、サビの後半部分にある”近未来、旅する・・・”という歌詞が、りんたろう演出のアニメーションの世界観にピッタリ合っていた。

あのコマーシャルを見ていた季節は、たしか冬で、こたつでウトウトしながら聞いていた気がする。

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2013年11月25日 (月)

二鶴堂「卑弥呼の詩」(ローカルCM)

福岡県にある二鶴堂の銘菓「卑弥呼の詩(ひみこのうた)」のTVコマーシャルは、80年代前半に九州北部エリアで放送されていたと思う。ちょっと不気味で幻想的なCMは、強く印象に残っている。

映像は、夕日を反射させる水面が揺れていて、弦を弾く不気味な音と共に、卑弥呼と思われる女のシルエットが振り返る・・・そんな感じだった。

ナレーションの文句が、また名言で、よーく覚えているのだ。

・・・その姿を映したのだろうか銅鏡よ。

たった二千字の文字が伝える卑弥呼の伝説。

ひと齧りの甘さが古代へいざなう、卑弥呼の詩・・・

(最後の一文で、現在に戻ってくる感じがホッとする)

ちなみに、同じシリーズの「シルクロードの詩」というお菓子もあって、その空き箱にガンダムシールを集めていた記憶もある。

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2013年11月 9日 (土)

「マルシンハンバーグ」CM

たった30秒間の中にドラマがあった。

昔、土曜日の夕方に流れていたテレビコマーシャル「マルシンハンバーグ」の転校編は、名作だった。

とある田舎の駅で、転校する少年が友達などに見送られている。その生徒は、ちょっぴり寂しそうにキョロキョロと誰かを探している。でも、親しい仲間たちは、現れなかった。列車は走り始める。そのときだ!田んぼの中に立つ木の上に登った仲間たちが大きく手を振っている。少年も、うれしそうに手を振る。

忘れられない時があり、

忘れられない友がいて、

忘れられない味がある・・・。

たった30秒間の中にドラマがあった。

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2013年11月 8日 (金)

「丸大ウィンナー」CM

ときには、元気な歌もいいだろう?

聴いただけで元気になる曲は多くあったけど、昔のテレビコマーシャルで流れていたものの中から思い出すのは、「丸大ウィンナー」ではないだろうか。

あの青空の下に広がる大草原で、たくさんの子供たちが元気に遊ぶシーンは鮮明に覚えている。(とくに、大きな玉を転がす場面!!)

歌の歌詞は、

ラッパー、一発、ぶっ放せ!

ラッパー、一発、ぶっ放せ!

僕らは、おへそに力を込めて、

大きなラッパを吹き鳴らせ!

パパ、ママ、先生、聞こえたか?

・・・だったと思うのだが、

子供のころ、自分には、最初の部分が「フラッパー」だと聞こえていて、ウィンナーの製品名だろうと思っていた時期がある。

僕らも、大草原を駆け抜けようじゃないか!

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2013年9月27日 (金)

「コピーは三田」CM

1980年代に幼少時代を過ごした自分にとって、三田工業のCMには強くノスタルジーを感じさせられる(企業はなくなってしまったが)。あのコマーシャルのヒロイン・阿川泰子さんのイメージがメインだった初期よりも、個人的には、大都会のビル群を背景にした幻想的な映像の後期の方が好きだった。

阿川さんの少しけだるいバラードと不思議な世界観の映像がマッチしていて人気の高いCMだった。シリーズの中では、街を横切る巨大空母、高層ビル群に映る写楽の浮世絵、凍りついた大都会から宇宙船が飛び立つシーンなどが有名だろう。

特に好きだったのは、90年代に放映された空中から階段を使って宇宙人?たちが街に降りてくるもので、そこで使われていた歌をずっと探していたのだ。歌詞が英語ではなかったことしか覚えてなくて、探し出すのに苦労した思い出がある。

→ CMソング関連記事「阿川泰子さんのCD紹介」へ

ただし、アルバムに収録されているのは英語版。

ところで、”都会の夜”で思い出すのが、同時期に放映されていたドラマ「ザ・ハングマン」も忘れられない。

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