2006年1月21日 (土)

ラプソディー・イン・ブルー

ジョージ・ガーシュインはアメリカの作曲家だ。ヨーロッパではじまったユダヤ人迫害の波を避けてアメリカに移民してきた。オペラ、ミュージカル、映画なんかの名曲を作って、有名なところでは「ポーギーとべス」、「パリのアメリカ人」なんかあった。

なかでも表題「ラプソディー・イン・ブルー」が好きだ。街の不良青年だった頃のガーシュインが思い出され、元気で明るいワンパク小僧の音楽って感じがする。テンションが下がり気味で元気になりたいときなんかはぴったりのミュージックである。

彼は、多くのクラシック音楽の作曲家が硬く清廉潔白な一生を送っていたのとは対照的に、生涯を酒と女にささげた芸術家だった。

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2006年1月14日 (土)

”500マイル”

「500マイル」 訳詞:忌野清志郎

次の汽車が 駅に着いたら

この街を離れ 遠く

500マイルの 見知らぬ街へ

ぼくは出ていく 500マイル

ひとつ ふたつ みっつ よっつ

思い出数えて 500マイル

優しいひとよ 愛しい友よ

懐かしい家よ さようなら

汽車の窓に 映った夢を

帰りたいこころ おさえて

おさえて おさえて おさえて おさえて

悲しくなるのを おさえて

次の汽車が 駅に着いたら

この街を離れ 500マイル


ピーター・ポール&マリーの原曲に忌野清志郎が日本語訳詞をつけた。こちらの詞には、さりげない決意があって好きだ。どちらかというと原曲のほうは、恋人との別れがあり、故郷へは帰れない悲壮感が漂う。

Not a shirt on my back, not a penny to my name
Lord I can't go a home this a way
This a away, this a way, this a way, this a way,
Lord I can't go a home this a way.

ここで紹介しているCDはLeyonaがカヴァーしたもの。

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2006年1月 6日 (金)

”Jimmy Mack”

Jimmy, Jimmy, oh Jimmy Mack, when are you coming back?

僕が「Jimmy Mack」を初めて聞いたのは、小林克也なんかがやってた「スネークマンショー」のコントの合間に入っていたサンディー&サンセッツのヤツだ。たしかYMOの細野さんが60年代の黒人娘三人組 Martha&The Vandellasの曲をテクノ風にリメイクしたやつじゃなかったかと思う。ちょっと衝撃的だった。

個人的に、マーサたちのゴスペル風な力強いかんじよりは、サンディーのやさしいかんじが好きだ。2002年だったかにSheena Eastonがカバーしたのもなかなかよかったよ。

※アマゾンでは扱ってなかったので、お近くのレコード店で探してください。

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2005年12月31日 (土)

時代おくれ/河島英五

「時代おくれ」 作詞:阿久悠

一日二杯の酒を飲み さかなは特にこだわらず

マイクが来たなら微笑んで 十八番を一つ歌うだけ

妻には涙を見せないで 子供に愚痴をきかせずに

男の嘆きはほろ酔いで 酒場の隅に置いて行く

目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは無理をせず

人の心を見つめつづける 時代おくれの男になりたい

不器用だけれどしらけずに 純粋だけど野暮じゃなく

上手なお酒を飲みながら 一年一度酔っぱらう

昔の友にはやさしくて 変わらぬ友と信じ込み

あれこれ仕事もあるくせに 自分のことは後にする

ねたまぬように あせらぬように 飾った世界に流されず

好きな誰かを思いつづける 時代おくれの男になりたい


阿久悠は、いい詩を書くと思う。僕はひそかに上の詩のような人間になりたいと思っている。彼は小説なんかも書いていて、一番好きな作品は「瀬戸内少年野球団」だ。いつか紹介したい。

歌手の河島英五さんは残念ながら、2001年に48歳で亡くなった。人間臭い歌を歌わせたら、これほど様になる人もいなかったと思う。

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2005年12月18日 (日)

フォーレ

フォーレは、パリにある音楽学校でサン=サーンスなどに師事した。僕の印象では、師匠とは対照的におっとりと穏やかな感じがする。でも、余情的なところなんかは見事に受け継がれているんではないかと思っている。

なかでも「子守歌」は、一番好きな作品だ。

8ミリフィルムなんかに写された子供の成長してゆく姿みたいな・・・カタカタッ(フィルムの回る音)・・・少し早送りのような映像・・・フィルムの傷がちかちかしている・・・先月のカレンダーの紙裏側にマジックで書かれたタイトル「かずお 3歳」・・・三輪車に乗る子供・・・転んだとき慌てて駆けつけた母親に抱き起こされる・・・泣き顔のアップ・・・なんてかんじだろうか。

あまり作品紹介には、ならなかったかな?

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2005年11月18日 (金)

フィリッパ・ジョルダーノ

シチリア島生まれ、イタリアのソプラノ歌手。(生まれた年は、たしか1974年僕と同じだ)透き通った声でテレビのCMでもおなじみ。歌劇で使われるようなクラシックばかりでなくポップなんかも歌っている。

好きな曲・・・それまでに聴いてきたハバネラの「カルメン」は、近づくと焼けどするくらい激しく情熱的なものが多かったが、彼女の「カルメン」は聴く者をいやしてくれるだろう。他には、なんと言っても「アヴェ・マリア」がよい。特別に個性的なものではないかもしれないが、なんとなく青い空を流れる雲を見ているようでいい気分になる。

これからはあまり興味のなかったオペラも観てみようと思う。

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2005年11月 7日 (月)

DIPPIN'/ハンク・モブレイ

二十歳のとき僕は、大学を辞めてカナダに行かなければならなかったのだが、そのとき親しい仲間が僕を送り出してくれた曲がこのアルバムに入っている「DIP」だった。たとえが悪いかもしれないけれど、ドリフなんかのコントのおちで使われそうなかんじなのだ。僕は二度と日本には戻ってこれないだろうという悲壮な決意であったにもかかわらず、笑いながら日本を発つことができたのは、この曲によるところが大きい。

僕が青春時代をふりかえるとき、かならず思い出す。

ハンク・モブレイは同じサックス奏者のジョン・コルトレーンの近寄りがたい厳粛さとは対照的で「下町」的な親しみやすさがある。

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2005年10月27日 (木)

【音楽】ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ関連

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

イブライム・フェレール

オマーラ・ポルトゥオンド

「キューバ」、カリブ海にある国だ。

政治的には、カストロやチェ・ゲバラの社会主義革命が成し遂げられた国。一般的には、ハバナ・シガー(葉巻)、ラム酒、サルサ(ダンス)、ハリケーン、バレーボール、野球、柔道・・・。

そんな国に生きる伝説たちがいる。でも確実に本人たちは、そんな意識はないだろう。70歳、80歳の歌手たちが楽しく歌っているだけだ。そう、世界的に有名になった「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」である。主要メンバーは、イブライム・フェレール(1927年生まれ歌手、若い頃は靴磨きで生計を立てていたこともあるらしい)、ルベーン・ゴンザレス(1919年生まれ、きざなピアニスト。2003年に亡くなった。)、オマーラ・ポルトゥオンド(1930年生まれ、永遠の歌姫。)、オルランド”カチャイート”ロペス(1933年生まれ、ベース奏者の家系らしいベーシスト)、マヌエル”エル・グァヒーロ”ミラバル(1933年生まれ、父親譲りのトランペッター)など・・・。

1999年、僕はカナダから撤退するべきかどうかを考えていた。ちょうどそのとき、まだ日本でブームを巻き起こす前の彼らの曲がかかっていた。ちょっとほろ苦い思い出がある。

2000年、僕は東京国際フォーラムに来た彼らのコンサートに行った。オマーラが登場したときは、思わず叫んでしまった。

(※詳細を知りたい方は、画像クリックでアマゾン書店へリンクします。)

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2005年10月16日 (日)

モンド/ウッド・ビィ・グッズ

アメリカ英語を聞きなれている人には、イギリスの英語いわゆるクウィーンズ・イングリッシュは新鮮だ。

さて、今回紹介するアーティストwould-be-goodsは、イギリスのポップミュージシャンで最初は姉妹でやってたのじゃなかったかな。英語の発音のせいか異国的な、それでいて”なつかしさ”を感じさせる。ちょっと大人びた日本人の女性が好きな雰囲気じゃないかと思う。このアルバムの曲は全部いいけど、特に「Lisbon Beat」っていう曲がさわやかで好きだ。

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2005年10月13日 (木)

スヴャトスラフ・リヒテル関連

20世紀最大のピアニスト、リヒテル。

1994年、僕は三島市で彼のリサイタルに行くことができた。その存在感たるや圧倒的で、もはや”芸術”の領域をはるかに凌駕して”宇宙”という感じだった。僕には、彼の作品で何が最高かなんて語ることができそうにない。

有名なのは、彼がヤマハのピアノを愛用していて、調律士も日本人ではなかったかな。

1997年、僕はトロントの地下鉄で拾った新聞の記事でこの巨匠の死を知った。

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2005年10月 9日 (日)

スザンヌ・ヴェガ 《孤独》、《ベスト》

左のアルバムは、曲を使用した某メーカーのテレビCMで次々に関係者が呪われたなんて社会現象を引き起こした。でもちょっと寂びしいけど心に響く曲ばかりを集めた素敵な一枚だと思う。「LUKA」なんかは有名だね。

スザンヌ・ヴェガは、人の持つ暗い一面をさわやかに表現できるすばらしいアーティストだと思う。日本には、中島みゆきがいるように・・・。

気分が落ち込んでいるときにもっと暗くさびしい曲を聴くことは、気持ちを回復させる効果があるというよね。でも、昔のシャンソンで「暗い月曜日」を聴いて自殺する人が跡を絶たなかったっていうのも困るけど。でも誰もが人生の暗い部分から目を背け続けることは、たぶん不可能だと思う。ならば、できるだけ早い時期に、暗い部分を直視して共存できるようにしたいよね。

闇から目を背けてはいけないのだ。たぶん・・・

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2005年10月 6日 (木)

クルービ・ダ・エスキーナ/ミルトン・ナシメント

”ブラジルの声”とも呼ばれるブラジルの国民的歌手。その声をひとたび聴くと歌のメロディーとともに幻聴のごとくとどまると言われる伝説の歌手。ジャズ好きならハービー・ハンコックなどからたどり着くかもしれない。

さて、このアルバムの中では歌詞なしのインストゥルメンタルの”Clube Da Esquina No.2”と言う曲がある。この曲には歌詞があって、最高のものだと思うので、ちょっと長くなるけど紹介させて欲しい。

青年という名であった彼は 「人生街道」という名も持っていた

風まかせに旅から旅へ・・・ 

うしろをふり返ったことがあるかどうかも さだかではなく 

最初の一歩を踏み出して以来 鉄の歩みを止めたことはなかった

男たちという名の彼らは 「夢」という名も持っていた

夢は決して老いることがなく 催眠ガスにまかれながらも

静かに・・・静かに、そこにある

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2005年9月28日 (水)

八神純子 ベスト・セレクション

「みずいろの雨」、「パープルタウン」などで有名な八神純子。

僕が小学生のとき、聴いた歌手だ。

今でも歌唱力で美空ひばりにさえ劣っていない歌手だと思っている。

え、ちょっと古いって?

本物は時代を超える。そうだろ?

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2005年9月24日 (土)

3つのジムノペディ/パスカル・ロジェ

エリック・サティー、独特の世界観を持ったフランスの作曲家。芸術家の集まるカフェ・コンセールでジャン・コクトー(小説家ほか)、パブロ・ピカソ(画家)らとも交流があった。

よくテレビでも耳にする「ジムノペディ」は、古代ギリシアの神々をたたえる祭典「ギムノペディア」というギリシア語に由来する。3番まであり、個人的には3番「ゆっくりと厳かに」が好きだ。他には、「グノシエンヌ」なんかも有名だね。たしか北野武が監督した「その男、凶暴につき」でも使われていたと記憶する。なんといってもサティーの作品は、どれもタイトルがユーモラスでおもしろい。演奏は、フランス音楽をよく弾くロジェ。

掃除の終わった部屋で、コーヒーでも飲みながらマッタリしたい人にはおすすめだ。

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2005年9月23日 (金)

ケルン・コンサート/キース・ジャレット

むかしむかし、すべての音楽は即興で演奏されていた。楽譜じゃなくてその場のひらめきで創り出されていたんだって。だからこそ人は、弾いている人に神が降りたと思ったのかもね。吟遊詩人とかもそうだよね。

さて、キースも即興で演奏する。今回紹介するCDは、彼の作品の中でも一番有名なやつでテレビコマーシャルでもおなじみだ。音楽を言葉で表現するのは難しいことだけど、彼の音楽は透明な感じがする。おすすめの一枚だ。ちなみに僕は、2004年横浜の神奈川県民ホールで行われたキース・ジャレットのコンサートに行ったよ。

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2005年9月21日 (水)

Kind of Blue/マイルス・デイビス

今日は音楽。

今なおジャズ音楽の最高峰に君臨するマイルス。

その中でも、この作品は名作として名高い。

全体に都会的なけだるさが漂い、聴く者を魅了する。

ジョン・コルトレーンとの掛け合いもすばらしい。

※ジャズについて詳しい方より、文章の間違いをご指摘いただきましたので、一部訂正いたしました。これからもよろしくお願い致します。

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