2020年9月 9日 (水)

「夕日が背中を押してくる」のさびしさ

秋の文化祭は、なぜだか、ちょっぴり悲しい。

その理由を考えていくと記憶に残るひとつの歌にたどりつく。

それは「夕日が背中を押してくる」(作詞:阪田寛夫 作曲:山本直純)だった。たしか、小学校の学習発表会で、よそのクラスが歌っていたんだけど、いつも夕日が差す教室の窓から、本番に向けた練習が聴こえていたのだ。

 

夕日が背中をおしてくる まっかな腕でおしてくる

歩くぼくらのうしろから でっかい声でよびかける

さよなら さよなら さよなら きみたち・・・

 

その歌詞の寂しさは、夕日の孤独を感じてしまうからだと思う。でも、次に続く歌詞「晩ごはんが待ってるぞ。あしたの朝ねすごすな。」で前向きにしてくれ、ちょっぴり救われるのである。

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2019年3月28日 (木)

うしろゆびさされ組「女学生の決意」(ハイスクール奇面組ED)

好きな青春マンガを選べと言われれば、「ハイスクール!奇面組」をあげたい。あの衝撃の最終回は伝説だ!

恥ずかしくて、でも、輝きに満ちた学園生活のひとつの形と言ってもいいんじゃないかと思う。とくに、主役の奇面組をはじめ、個性豊かなグループが、競い合いながら影響を与え合う姿は、胸に迫るものがある。

さて。そのアニメ・シリーズで、テーマ曲を歌っていたおニャン子クラブ所属「うしろゆびさされ組」は、のちに、秋元康氏のご夫人になった高井麻巳子さんと’ゆうゆ’こと岩井由紀子さん(けっこう根強いファンが多い)の二人組グループ。

その番組テーマの中で、もっとも心に残っているのが、初期のころのエンディング「女学生の決意」(作詞:秋元康  作曲:西崎憲 編曲:山川恵津子 )。

全体的には、昭和レトロ感の漂う懐メロ調という感じで、かつての「高校三年生」をほうふつとさせるんだけど、曲の半ばで

”青春のころはだれも一度きりなのだから、美しく輝いてる季節を歩いてみたい”というフレーズで、僕は、毎回、涙が出た。でも、テレビ画面では、ちょうど「今日のハイライト」から次回予告が流れていて、それで調和された気がする。

誰もが輝いていた青春時代・・・。

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2019年3月27日 (水)

うしろ髪ひかれ隊(ついでにとんちんかんOP・ED)

うしろ髪ひかれ隊は、おニャン子クラブから生まれた三人組ユニット。

三人のなかで、当時、絶対的な人気を誇った工藤静香さんと、その対抗馬的な安定感の生稲晃子さんとが有名だったけど、自分が大人になってから、実は、斉藤満喜子さんが一番良かったことに気づくのである。



さて、うしろ髪ひかれ隊といえば、アニメ「ついでにとんちんかん」のオープニングとエンディングだね。

僕が好きな曲は、

オープニングでは、「ごめんねカウボーイ」(秋元康氏と後藤次利氏の名コンビ)。とくに、歌の中盤、大人びた工藤静香の”みんなが忘れた 夢のありか”というフレーズで、心震える。

エンディングでは、とてもメジャーな「メビウスの恋人」。はじまりの”少しづつ遅れた 夕焼けの秒針”にグッとくる。

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2018年5月22日 (火)

沢田研二「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」

あふれ出る男の色気、それから、どんな歌も歌いこなす歌唱力を持っていたジュリー。

時代をふりかえるとき、彼のヒット曲たちは、必ずどこかに流れている。そんな名曲の中で、ちょっとだけ異色な路線の違う曲があった。それは、「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」(作詞:三浦徳子 作曲:西平彰)だ。

歌詞は、彼の曲に多い男女の色恋がメインになっているのだが、その曲調が、全体的に前衛的と言おうか、(節の最後あたりに)奇妙な感じを与えるのである。とくに、サビの部分「毎日、僕、眠れない」以降は、80年代初頭の’ちょっと不思議系’も垣間見せる。

切ない感じのはじまりから、だんだん、希望を与える感じになって、不可思議なサビに移行する流れは、なんともクセになるのだ。

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2018年5月14日 (月)

ジューシィ・フルーツ「ジェニーはご機嫌ななめ」

80年代、ジューシィ・フルーツのデビュー曲「ジェニーはご機嫌ななめ」の強烈な印象は、ボーカルのイリアさんなしには語れない。

彼女の高い歌声は、その愛くるしい容姿にピッタリとハマっていて、人を不快にさせないどころか、妙にクセになってしまう。それから、一見、飾りかなと思ってしまうギターなのだが、なかなかヘビーなギターソロを奏でて見せ、そのギャップにしびれる。

ちょっと独特で、魅力的な雰囲気を持つこの曲は、その後もたくさんのアーテイストたちにカバーされているが、個人的には、Perfume(パフューム)の歌う「ジェニーはご機嫌ななめ」は、そのダンスと相まって、カッコよかった。

あの頃から、ちょっと不思議系ミュージックも、脈々とつながっている・・・。

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2018年5月13日 (日)

久保田早紀「異邦人」

「異邦人」という言葉の響きは、エキゾチックでいて、なぜか郷愁も感じさせる。

1980年代をふりかえるときに、その思い出の中に、久保田早紀さんの歌う「異邦人」が流れる人は、けっこう多いのではないか。

歌詞は、失恋をした女性が異国を旅する内容にすぎないのだが、自分が異邦人になって、はじめて、相手の立場も理解できたところに救いがある気がする。

それにしても、詩のはじまり「子どもたちが 空に向かい 両手を広げ 鳥や雲や夢までも つかもうとしている」やメロディの変化する「空と大地が ふれ合う彼方」などは、とても雄大で、幻想的だ。

ちなみに、EGO-WRAPPIN'(エゴ・ラッピン)のカバーも歌い手の声やジャズ・テイストの強い伴奏がぴったりとハマっていて、カッコいいよ。

それから、高校時代に読んだ新潮文庫のカミュ「異邦人」の表紙にあった異国の路地の絵も忘れることができない・・・。

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2018年4月30日 (月)

米米CLUB「浪漫飛行」

コメコメの「浪漫飛行」も文化祭で歌われるコーラスの定番だった。そのメロディには、たとえば、ユーミンの曲に感じるようなトキメキ感が流れる。

クラブのリーダーでもあるカールスモーキー石井は、その派手なビジュアルと軽快なしゃべりで’ホストの先駆け’といった雰囲気を持っているのだが、彼の世界観は、かなり独特で興味深い。

あの’これぞ、エンターテインメント’と思えるライブは、圧倒的な迫力があり、ビッグ・バン・ベイダーのようなのがノリノリで踊る姿は痛快だ!

さて、「浪漫飛行」は、歌詞が前向きなのがいい。

”苦しさの裏側にあることに 目を向けて”

”あきらめという名の傘じゃ 雨はしのげない”

などのパートには、思わずグッと来てしまう。
悲しみから立ち直れないときなんかにおすすめの一曲だ。

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2018年4月26日 (木)

おふろのかぞえうた(ポンキッキのうた)

幼稚園に行く少し前の時間ギリギリまで、ポンキッキを見ていた。だいたい、エンディングの曲を聞く前に家を出るのであったが、途中の歌は聞くことができた。その曲の中で好きだったひとつが「おふろのかぞえうた」だ。

3人の子どもたちが、ワイワイお風呂に入る流れが数え歌になっている。とても共感できるのは、”よっつとせ”の膝に作った擦り傷が湯にしみるところで、「よごれた ドロンコ ひざこぞう」という語呂もよい。

それから、伴奏中、野外から家が映し出されるのであるが、大きな三日月が印象に残る。また、このときに、パパが帰宅するのであるが、パパが歌に登場するのは八つ目である。

最後に、子供たちがお風呂から上がって、湯気の魔人がやれやれと一息つくシーンもほほえましい。

ポンキッキの名曲ランキング
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2018年4月 9日 (月)

イモ欽トリオ「ティアドロップ探偵団」

当時小学1、2年だった自分が、月曜の夜に放送される「欽ドン」を眠気と闘いながら見ていたのは、イモ欽トリオの歌を聴くためだった。

フツオの長江、ヨシオの山口、ワルオの西山が3人そろって曲のイントロが始まり、長江くんが歌う横で、山口・西山コンビがやっているパントマイムやダンスにグッとくるのだった。

個人的には、「ハイスクールララバイ」と同じくらい「ティアドロップ探偵団」が好きだ。(ちなみに、いずれの曲も作曲は名前の由来でもあるYMOの細野晴臣が担当している)その曲名に”涙”があるように、メロディーにもどこか切ない感じがあったと思う。また、曲の途中にある三人のセリフが絶妙で、山口の明智小五郎、西山の怪人二十面相、長江の小林少年が笑えるのだった。

それから、身の軽い西山さんのバック転・バック宙がきれいだったが、ときどき見せる山口さんの身のこなしもそれに劣らないのがカッコよかった。

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2016年3月14日 (月)

ロンリー・チャップリン

ロンリー・チャップリン・・・。

この哀愁が漂うけれど、グッと心をとらえるフレーズ。



この曲を初めて聴いたのは、自分が中学1年のとき、文化祭で3年生が歌ったコーラスだったと記憶している。先輩たちが歌うメロディーは、だんだん異性を気にし始めた思春期の僕らを刺激し、秋の深まる肌寒い季節感がちょっぴり切なく思えたものだ。

自分も歌詞を覚えたかったのだが、当時は英語の苦手だった自分にとって、
"Do what you wanna do again?"の「ワナダゲイン」が発音しずらかった。

ちなみに、男女が交互に歌う曲の当時流行していたものでは、バービーボーイズ「目を閉じておいでよ」があったが、そちらが派手なメインストリートだとすると、「ロンリー・チャップリン」は、うらさびれた路地裏の寂しさがあってよかった。

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