« あばれはっちゃく、はなづまり | トップページ | 木人拳のまんじゅう »

2021年1月27日 (水)

ノース2号のはなし(プルートゥ1巻)

手塚治虫さんの「鉄腕アトム」に登場するエピソード「地上最大のロボット」を基にして生まれた浦沢直樹さんの「PLUTO(プルートゥ)」は名作だった。原作(アトム)では、プルートウがロボット最強が誰なのかを証明するために、世界中の強いロボットと戦っていく話なんだけど、そこから壮大なミステリー巨編に展開されたのが「PLUTO」である。

なかでも、コミック第1巻「ノース2号」の巻は名作として名高い。

ノース2号は、世界最高峰の戦闘能力を持つロボット。だが、たくさんのロボットを破壊してきた過去に苦しみ、今では静かな余生を望んでいるのだった。そんな彼が執事として仕え始めたのが、盲目の天才音楽家の気難しい老人。老人はロボットを軽蔑していて、ピアノの練習をするノース2号に罵声を浴びせたりしていた。

しかし、心に負った傷を持つのは老人も同じで、憎しみにとらわれていた老人の過去が、実は母の愛情に満ちたものだったということをノース2号が証明して見せたことで、老人は心を開いたのであった。

二人で穏やかな日々を送っていたのだけれど、ある日、プルートゥが現れた。やがて、戦いに向かったノース2号は空中で破壊された。そのとき、音楽家の老人には、ノース2号のメロディが聞こえてきたのだった・・・。



|

« あばれはっちゃく、はなづまり | トップページ | 木人拳のまんじゅう »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« あばれはっちゃく、はなづまり | トップページ | 木人拳のまんじゅう »