光栄「三國志」シリーズには、地域別に流れるBGMがあって、その土地の個性が表現されていた。僕が好きだったのは、荊州で流れる音楽。
穏やかなのだけど、ちょっぴり寂しさがあっていい。なにか、日本の昔話がはじまるような、切ない感じがクセになる。なかなか、テンポもよくて、合間に打たれるトライアングルのような鐘の音も素敵だ。


温厚だった劉表が治めていた荊州には、戦乱の続いた中原などから人々が流れてきていて、とくに、学術系の人材が多かった。在野で出てくる馬良など、有能な文官を見つけたときは、うれしかった。
・・・学校から帰ってきて、夕日の差し込む部屋で聞いたBGMを忘れることはない。
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