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2018年3月31日 (土)

キン肉マン1巻「アメリカから来た男」

はじめのころのキン肉マンは、ギャグ路線だった。ドジでさえないヒーローのキン肉マンは、いつも怪獣退治に苦労していて、そのくせ、まったく悲壮感はなく、ユニークな仲間たちとドタバタ騒いで、気が付けば話が終わるというかんじだ。

その後の友情物語や激闘ロマンに移行するのは、おそらく、超人オリンピックあたりからだったと思う。けれど、単行本1巻で一瞬だけ、シリアス路線の片りんを見せたことがあるのだ。それが、テリーマン(額に米マークがついていた)が初めて登場した「アメリカから来た男」の回である。

・・・「街を破壊する怪獣を倒してほしい」と小さな子供が、自分で貯めた貯金箱をテリーマンに差し出した。しかし、当時のテリーマンは、強くて優秀ではあったが、ビジネスライクな冷徹な男だった。はした金を鼻で笑いながら、子供の貯金箱を蹴っ飛ばしたのである!それを見ていたキン肉マンは、テリーマンを殴り、割れた貯金箱を少年に返して、自分が怪獣に戦いを挑むのだった。

ひょうきんな三枚目が、ときどき見せるシリアスなシーンはしびれる。

それから、キン肉マンの住んでいる田園調布のオンボロ小屋や牛丼をほおばるシーンにも惹かれた。

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