坂上二郎とユニコーン「デーゲーム」
ユニコーンの曲を坂上二郎が歌っている・・・。
中学生だった僕らは、驚きというより、ちょっと戸惑ってしまった。
プロモーションビデオのイメージキャラクターである野球グラウンド整備員のおじさんは、昭和のコメディアン坂上二郎さんにピタリとハマっていた。なかでも、作業の合間に空を見上げ汗を拭くシーンは、目頭を熱くさせる。
歌の方は、現在も多くのアーティストにリスペクトされる奥田民生の安定感のある声量とは違う、ペーソスあふれる温かみと、それでいて、どこかカラッとした二郎さんの歌声が「デーゲーム」の歌詞によく合っていた。
泣かせられるのは、歌詞のラ行(とくに「る」)の発音で、昭和のレトロ感がにじみ出ていて、グッとくるのである。
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