ジャニス・ジョプリン「サマータイム」
「サマータイム(Summertime)」は、素敵な曲だ。アメリカの作曲家ガーシュウィンのオペラ「ポーギーとベス(Porgy and Bess)」の中で歌われる。ちなみに、ガーシュウィンの代表作「ラプソディー・イン・ブルー」は、以前に紹介した。
この「サマータイム」は、ジャズなどでもおなじみで、世界の様々な歌手たちに何度もカバーされてきたのだが、もっとも衝撃的だったのは、ジャニス・ジョプリン(Janis Joplin)の歌うサマータイムではなかったかと思うのだ。
あの酒やけしたしゃがれ声から絞り出されるメロディは、上手く表現できないのであるが、聴く者を一発で音楽世界に引きずり込む迫力があるのだ。
彼女たちが生きたのは、僕らの生まれるずっと前の時代だったけれど、現代の音楽にも色濃く影響を残している。そして、たった27年という短い生涯だったが、だからこそ美しいジャニスの魂の叫びは、今も世界中の心に響く。
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