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2014年5月17日 (土)

北方三国志6巻

多くの群雄が割拠する初期から、
勝ち残った三国がしのぎを削る後期へ。
その流れをつくった物語の中盤にあたる巻。
 
北方三国志の第6巻は、ちょっと地味ではあるが面白い。
 
 
曹操が中原から河北を統一して、
いよいよ時代は、赤壁の戦いへと動き始めるのだ。
 
そして、ついに諸葛亮が登場する。
個人的に共感できたのは、
諸葛亮が自分の才能を生かせず、
世に出られないことをすねた青年として描かれている点だった。
”自分は、このまま終わるのだろうか?”
なんかは、20代の若者が一度は持つ嘆きだろう。
 
もうひとつ、個人的に好きだったのは、
関羽が酔っぱらって愚痴をこぼすシーンだ。
 
騎馬隊を率いる張飛や趙雲に良い馬を回すので、
歩兵部隊の関羽の馬は、かなり劣っているのだった。
養子の関平に介抱されながら、二人で家に帰るところは、なんだか良かった。
(ちなみに、その後、関羽は赤兎馬の子である名馬に乗ることになる)

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2014年5月 6日 (火)

反三国志

ある日、新聞広告に載っていた書籍を見て衝撃を受けた。

それは、禁断の書(?)ともされてきた「反三国志」の日本語版で、”孔明の計略により、司馬懿爆殺される!”など驚くべき解説に多くの三国志ファンが興味を惹きつけられたはずだ。
「反三国志(演義)」は、中国人の作者・周大荒が古本屋で見つけた「三国旧志」を基に書かれたとされている。内容は、史実では勝利できなかった蜀が魏と呉を制圧して天下を統一する物語で、これでもかというくらいの蜀びいきな内容になっている。
そもそも、三国志演義以来、勝利者である曹操が’最大の悪役’として描かれたように、多くの人が劉備や諸葛亮に同情的な感情を持っていた。”もしも、あのとき”や”こうなったら”といった理想を表現した世界と言えるかもしれない。
敗者や弱者に味方する「判官贔屓(ほうがんびいき)」は、人間の優しさなのだろうか?

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2014年5月 3日 (土)

ティアーズ・フォー・フィアーズ「シャウト」

その曲を初めて聞いたのは、自分が小学生だった80年代の半ばで、テレビドラマ(たぶん、木曜ドラマストリート)だったと記憶している。ぼんやりと青みがかった映像に、不思議な感じのメロディーがしっくりしていた。
それが、ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears for Fears)の唄う「シャウト(Shout)」だった。全体的にけだるくて、無機質な感じなのに、底の部分がまっすぐで熱い曲なのだ。
その少し奇妙なバンド名の由来が、心理学者アーサー・ヤノフ「原初からの叫び」から引用された言葉であるように、この曲「シャウト」も心の底から吐き出す叫びを表現している。
"Shout, shout, let it all out" 叫んで、叫んで、すべてを吐き出すんだ。
"These are the things I can do without" それだけ、やればいいのさ。
"Come on, I'm talking to you, come on" やってみろよ。君に言ってるんだぜ。
・・・大人になった今でさえ、ときには叫びだしたいこともある。でも、その叫びを飲み込んで、平穏な日常に戻っていく自分がいるのである。
ときには、叫びたいこともあるのだが・・・。

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