黄金の城
小学生のころ、家族と県外の温泉地に旅行した時、泊まっていた旅館の小さなゲームコーナーに置いてあったのが、「黄金の城」だった。
それは、西洋の鎧で身を固めた主人公の剣士が、剣と盾で敵と戦いながら進んでいくゲームで、当時流行していたアドベンチャー・ゲームブックやロール・プレイング・ゲームの中世ヨーロッパ風の世界観も手伝って、僕をとりこにした。
敵や障害物の攻撃を受けてしまうと、ヘルメット、胸当て、脛当てがはがれ落ちていき、肉体がむき出しになっていく。さらに、剣や盾も使いすぎると消耗していくところなどリアルだった。
同じく鎧で身を固めた敵と、剣を持って一対一で戦うのであるが、上・中・下段の攻撃と防御を繰り返して勝利を目指すところなんかは、その後の格闘ゲームの先駆けだったと思う。
ただし、小学生だった僕には、かなり難しいゲームで、たった30分たらずの間に、持ってきたお小遣いが全額なくなってしまった悲しい思い出も残されたのである・・・。
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