源平討魔伝
はじめて、「源平討魔伝」をゲームセンターで見たときの衝撃は大きかった。
ゲーム内容は、滅亡した平家の武将がよみがえって、復讐を果たすため鎌倉まで旅するストーリー。主人公の景清(カゲキヨ)は実在した人物で、源氏方から最も恐れられた平家の武将だった。
僕らが小学生のころ、他校の生徒とケンカになるかもしれないリスクを冒してまで、隣町のゲーセンに通っていたのは、平家がよみがえるというストーリーに魅了されたからだろう。僕らの地元は、平家が滅亡した壇ノ浦に近く、どちらかというと、平家に同情的な風土だった気がする。
まず、なんといっても、そのグラフィックだ。とくに、画面いっぱいに動く弁慶が現れた時の迫力と言ったら!また、爽快感よりも悲しくなってしまうエンディングも印象的だった。
それから、シブいBGM。一番好きだったのは、軽快な「義経のテーマ」だ。
(以下、namcoゲームミュージックのアルバムを参照のこと)
GAME SOUND LEGENDS SERIESシリーズ「ナムコ・ゲーム・ミュージック VOL.1」
なお、ファミコン版ソフトで発売されたときは、発売当日に近所のおもちゃ屋まで走って行って購入したのだが、アーケード版とは全然違う、RPGすごろくゲームになっていたのには驚かされた。だが、今でも、あのゲームソフトとすごろく板は、あのときのまま押入れに眠っている。
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