堺正章「西遊記」
70年代生まれの僕らにとって、西遊記の孫悟空といえば、堺正章を外せないだろう。共演のキャストも個性派ぞろいで、三蔵法師の夏目雅子、沙悟浄の岸部シロー、猪八戒の西田敏行がくりひろげる旅路にはワクワクした。(ただし、シリーズ1は再放送で見た記憶がある)
よーく覚えているのが、孫悟空となる猿が石を壊して生まれるタイトル画面からオープニングが始まるまでのCMが長かったこと。それから、毎回、エンディング前に旅を総括するナレーションに味があったこと(説得力のある声だった)。
だが、個人的に印象に強いのは、シリーズ2の方で、新猪八戒の左とん平や竜に変身する馬の藤村俊二が、ちょっぴりしっくりくるのだ。
忘れてはいけないのが、ゴダイゴの歌う「モンキーマジック」とエンディングテーマである。英語の発音がきれいなので、子供の時はアメリカ人が歌っていると思っていた。
エンディング曲も「ガンダーラ」よりは、「ホーリー&ブライト」が好きだ。コミカルに締めくくったドラマから一転して、寺院の仏像の映像に流れる神秘的な歌は、なぜか心にグッときたのである。
・・・遠い昔の話で 新しいこの星が
いま生まれて ぼくらの胸
清く照らしているよ・・・
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