「ひらけ!ポンキッキ」は、自分が幼稚園に入る前くらいから見始めた番組で、1970年代後半から80年代前半までは見ていたと思う。
ガチャピンとムックのトーク以外にも、映像が印象的で、動く粘土、次々に形が代わる模様や数字などは不思議な感覚を味わった。それから、音楽もすばらしかった。使われている曲にはセンスのいい洋楽が多かったし、ビートルズを初めて聴いたのもこの番組だった気がする。
しかし、何と言っても、歌だろう。たしか、番組内で一日に2、3曲の歌があった。
まず、その歌手たちが個性的で、子門真人さんのクールで渋いメロディー、なぎら健壱さんの澄んだ歌声、のこいのこさんが歌う曲は明るくて元気なものばかりだった。
以下、好きだった何曲かをカテゴリーに分けてみたい。もちろん、僕の感性なので人とは違うかもしれないが。
【カッコイイ系】
「およげ!たいやきくん」言わずと知れた大ヒット曲。歌の内容は、ちょっぴり悲しい。
「カンフーレディー」電気をチカチカさせて踊った人も多いだろう。
「ホネホネロック」夜中の博物館でガイコツたちが踊るインパクトが最高。
【おもしろ系】
「パップラドンカルメ」なかなか曲名を思い出せなかった歌のひとつだ。
「ドラネコソラシド」なぜかイントロ部分は哀愁が漂う。小林亜星氏の作曲。
「ほいでもってブンブン」三輪車が通る商店街が印象深い。
【数え歌系】
「いっぽんでもニンジン」たしか「たいやきくん」のレコードのB面に入っていたと思う。
「おふろのかぞえうた」人気の高い曲。個人的には、不思議系に入れたかった。
【曜日や時間の数え歌】
「パタパタママ」「サンデーパパ」は、一日の行動がコミカルに描かれている。
「そらとぶさんりんしゃ」日曜日は、ちょっと疲れてお休みさ。
【ちょっと不思議系】
「シュガーシュガー」は、どことなく「おふろのかぞえうた」に近い印象がある。
「まるさんかくしかく」三角人の三角枕がちと困る。
【さびしい系】
「ゆきのおさむらいさん」最後は潔く消えてしまうのだ。ちなみに、みんなのうた「北風小僧の寒太郎」を思い出してしまう。
「あいうえおほしさま」は、かなり悲しい曲として有名。
あと、曲名が分からなかったものとしては、
なんだなんだなんだ・・・・おまえなんか、おまえなんか、おまえなんか・・・ってヤツ。
だめだめダメ虫・・・なんかもメロディーを覚えている。
個人的には、「おふろのかぞえうた」がベスト1だろうか。