スカパラ「君と僕」
口笛で吹くメロディーは、ちょっぴりさびしい。哀愁とか、夕焼けとか、そんなのがよく似合う気がする。
その一方で、ほのぼのした感じも起こさせる。刑事コロンボのテーマとか、「キル・ビル」で眼帯の女殺し屋が吹いていた「Twisted Nerve(Bernard Herrmann)」とかである。
その両方を併せ持つのが、東京スカパラダイスオーケストラの「君と僕」ではないかと思っている。スカパラの沖祐市さんがアコーディオンを弾きながら口笛を吹いている曲で、よくテレビ番組やCMのBGMでも流れていた。
誰もいない縁側の夕暮れのように、あたたかくも、ちょっぴり切ない感じが好きだ。
今回、紹介しているのは、そのメロディーに谷中さんが詞を付けて、斉藤さんが歌ったバージョン。原曲は、初期の「スカパラ登場」をはじめ、いくつかのディスクに収録されている。
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