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2013年3月22日 (金)

ミスター・ビーン

「Mr.Bean(ミスター・ビーン)」は、90年代にイギリスで放送されたコメディ番組である。

トロント在住時代に僕は、ビーンを演じる俳優ローワン・アトキンソンを見かけたことがある。たしか、イベントでイートンセンターに来たのだ。ちなみに、ビーンの愛車MINIの運転を見て明らかなように、彼の運転技術はプロレーサー並みとのこと。

その内容は、サイレントか?と思えるくらいに主人公のセリフは少ないが、顔の表情や挙動不審な動作で笑いを創り出す。精神年齢が9歳という設定なので、無邪気だが残酷な行動に出ることが多く、ときどき、番組では放送自粛のエピソードがあったことでも有名である。

自分がとても好きだったエピソードは、教会編だった。

牧師の説教中に睡魔に襲われるというベタなコントなのだが、ビーンの存在感や小道具のアメ玉を使った伏線の巧みさなど、最後まで飽きずに笑える。

それにしても、アトキンソン氏がビーンの役を封印するという発表は、世界中のファンを悲しませた。

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2013年3月14日 (木)

スネークマンショー「急いで口で吸え」

1970年代後半、ヒトクセありそうな?個性派メンバーが立ち上げた「スネークマンショー」は、ラジオ番組から始まった。主要メンバーは、桑原茂一(放送作家)と小林克也(DJ、英会話講師としても有名)で、のちに伊武雅刀(俳優)も参加。

僕が学生だった頃、先輩や友人を経由して回ってきた雑音だらけのカセットテープによって、その存在を知った。「ちょっと不気味な呪いのテープ」だと聞かされていたのだが、実際は、ラジオ・コントみたいなものだった。そして、とにかく面白いのである。ドリフのコントでもないし、不条理劇でも、ナンセンスでも、アングラでもないし、それでいて、オシャレなセンスがあって、コントの合間に流れる曲は、名曲ぞろいだった。

アルバムの最高傑作は、「急いで口で吸え」。

ほぼすべてのコントがくだらなくて笑えるものばかり、また、紹介される曲も当時流行していたテクノ系からワールドミュージックまで幅広い。サンディ&サンセッツの「ジミー・マック」は、たとえば、午前中にイベントが終わってしまった日曜日のような、心にぽっかりと穴が開いたような切ない感じが素敵だ。

そして、収録されているコントの最高傑作は、「ストップ・ザ・ニュー・ウェイブ」。

・・・メンバー募集で集まったバンドの顔合わせの日。メンバー募集をした(自称)リーダーのボーカルが「打倒YMO」など大きな目標を語っているのであるが、まったく実力がないことがバレ始め、だんだん各メンバーたちが暴走していく。その過程が抱腹絶倒で、このネタを車で聞いていたとき事故を起こしそうになったほどである。

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2013年3月 8日 (金)

西岸良平「魔術師」

西岸良平の短編集で「地球最後の日」と並んで好きなのが、「魔術師」だった。

→ 西岸良平「地球最後の日」紹介記事

収録作品で印象的だったのが、「サバイバル」。

入試に向かっている受験生が、電車の中でお腹が痛くなって、途中の駅で降りるところからストーリーが始まる。通常使われるトイレが清掃中で、古いトイレに入ってなんとか落ち着いたのであるが、そこに閉じ込められてしまい、その後数年間、トイレの中で自給自足して生き延びるのである。トイレの下水が東京湾とつながっていて、着ていたセーターを解いて作った糸とクリップて作った釣り針で魚を釣り上げたシーンは感動的だった!

他にも、後半のSFシリーズは、「シリアス」なものから「ほのぼの」系まで充実していて、サラッと楽しめる。

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2013年3月 5日 (火)

人形劇三国志

「ひょっこりひょうたん島」やドリフターズの「飛べ!孫悟空」など、人形劇の番組に名作は多かったが、もっとも印象深いのは、「人形劇三国志」だ。

今考えても、あの壮大なスケールの物語を人形劇で表現できたことは、すごいことだと思う。なんといっても、川本喜八郎さんの作る人物のイメージに近く、かつ、個性的な人形は、一級の芸術作品と言って過言ではない。

また、多くの俳優や芸人が声優として参加していて、一番印象に残っているのは、せんだみつおさんの張飛だろう。また、後から知った事実として、蜀の軍師・諸葛亮役の森本レオさんが、最強の武将・呂布も担当していたのには驚かされた。

その音楽もかなり印象的で、砂の中からタイトルが浮かび上がるオープニングと小池玉緒さんの歌うエンディング「三国志の歌」(騎馬兵たちが荒野を駆けるシルエットは幻想的だ!)などは、YMOの細野晴臣さんが手がけている。

僕らは、人形たちからも多くを学んだ。

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