【英語版】トワイライトゾーン(80年代)
「トワイライトゾーン」(日本語タイトルでは、ミステリーゾーン)を知ったのは、自分が子供時代の80年代で、スピルバーグなんかが参加したオムニバス映画版だった。(一番好きだったのは、第4話「2万フィートの戦慄」)
やがて、大人になってから、日本語放送されなかったアメリカのTVシリーズ版を見た。その中で、不覚にも目頭が熱くなった作品があって、80年代に作られた"Profile in Silver"というタイトルだった。
・・・この物語は、未来から来た歴史学者、ケネディ大統領、彼のシークレットサービスの3人が主要人物で、それぞれが自分を犠牲にして平和を守ろうとする好人物に描かれている。
1963年のダラスで、未来からやってきた歴史学者が、暗殺されそうになっているケネディを救ってしまう。その行為が歴史に影響を与えた結果、ソ連とアメリカの全面戦争により両国の全滅の可能性が生まれてしまうのだ。
それを知らされたケネディは、笑いながら自分が殺された時間に戻ろうとするのだが、歴史学者は、大統領本人には知らせずに違った解決方法を選ぶのである・・・。
安っぽいSFにありがちな話なのに、そう感じさせないのは、細かいプロットなんかが味わい深いせいだろう。
「トワイライトゾーン」は、その他の時代にもシリーズ化されているが、新しくなるたびにエピソードが複雑になってきて、モノクロの初期作品のシンプルさが懐かしく思えてくるだろう。
| 固定リンク
コメント