ガブリエル・フォーレ
フォーレは、パリにある音楽学校でサン=サーンスなどに師事した。僕の印象では、師匠とは対照的におっとりと穏やかな感じがする。でも、余情的なところなんかは見事に受け継がれているんではないかと思っている。「ラシーヌ雅歌」、「レクイエム」なんかは特に有名。
個人的には、「子守歌」が一番好きな作品だ。ほのぼのとしているくせに、ちょっぴり切ない郷愁をかんじさせる。
たとえば、8ミリフィルムなんかに記録された子供の成長してゆく姿みたいな・・・カタカタッ(フィルムの回る音)・・・少し早送りのような映像・・・フィルムの傷がちかちかしている・・・破ったカレンダーの裏側にマジックで書かれたタイトル「かずお 3歳」・・・三輪車に乗る子供・・・転んだとき慌てて駆けつけた母親に抱き起こされる・・・泣き顔のアップ・・・なんてかんじだろうか。
あまり作品紹介には、ならなかったかもしれない・・・。
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