
井上靖の原作。
舞台は中国、北宋の時代。科挙(国家試験みたいなもの)浪人の主人公。最果ての地にある新興国「西夏」と時代の動きに巻き込まれてゆく。壮大なドラマを静かに訥々と語っている。
激動の時代から、学問や芸術といった文化を、死に物狂いで守った人がいるからこそ、次の世代は、過去を知ることができるのであり、そうして現在を動かし未来をつくってゆく。

こちらは、映画。出演は西田敏行、佐藤浩市などで監督は佐藤純彌
愛嬌と味のある演技でおなじみの西田敏行。しかし、この映画の中では厳格な将軍役を貫いている。個人的には、彼の出演作では最高だと思う。
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