三谷幸喜「オンリー・ミー」
僕がカナダのトロントに住んでいたとき、三谷幸喜さんの通訳をやったことがある。毎年開催されるトロント国際映画祭に自身が監督した「ラヂオの時間」で招待されたからだ。少し彼について勉強しなければならず、たまたま、手に入った本がこれだった。誰もいないプールで海パンを脱いで泳ぎたい衝動には共感できた。
その頃、僕も現地で舞台やコメディーといったものに関わっていて、いろいろとためになる話を聞けた。「人を笑わすことって、泣かせることよりもずっと大変ですよね。」と言っていた。さりげない会話の一部だったが、そこに僕はこの人の自分の仕事に対する自信と決意みたいなものを感じた。
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